LOGICAL PURENESS―秀才は初恋を理論する―



理仁くんは食事の後、リアさんを一人にできないからと、帰宅した。


さよ子さんはその直後に下校してきて、理仁くんと入れ違いになったことを悔しがっていた。


さよ子さんにつかまる前に、ぼくは自室に引っ込んだ。



動き回ったのはココロの中でのことなのに、全身の筋肉痛がつらい。


ベッドに引っ繰り返って、スマホを眺める。



リアさんに連絡したい。


でも、何と送ればいいかわからない。



「新着メッセージなし。着信通知なし」



リアさんからの連絡がないのは、忙しいからか。


勤め先のヘアサロンは、何時から何時までの営業なんだろう?


まだ仕事中なのかな。



素っ気ない勉強机の上に、ぬいぐるみのイヌワシが一羽。


その生意気な顔を見ているうちに、ぼくはまた眠くなった。



明かりも消さずに、気付いたら朝だった。