「どう転ぶかわかんねぇけど頑張れよ~。おれらの対親父バトル、これから始まるわけだしね。
正直な話、黄帝珠のエピソードなんてのはゲーム本編じゃねーよなって思う。サブストーリーか外伝か、そんなもんだ」
「理仁くんにとって、本編は朱獣珠を巡る親子の対立なんですよね」
「ラスボスはうちの親父どのだね~。第二形態、第三形態とかに進化していく面倒なタイプじゃないことを願うけど」
歌うように言って、理仁くんは食事を再開した。
ぼくも、止まっていた手を再び動かす。
総統も言っていた。運命のこの一枝は生長を続ける道を選んだが、油断をしてはならない、と。
因果の天秤はいまだ安定せずに揺れている、と。



