煥くんが白い光を振り上げて、振り下ろす。
黄帝珠が悲鳴を上げ、黄金色の粒子が飛び、すぐに四散する。
「この白い光にはこんなに破壊力があるのに、煥くんはこれを障壁《ガード》と名付けたんですね」
「人を守るためのチカラがほしかったんだ。破壊したり奪ったりするためのチカラなんて、弱ぇよ」
低い声で吐き捨てて、煥くんは正確に、白い光で黄帝珠の最後の破片を貫いた。
悲鳴が一瞬だけ高くなって。すぐに途絶えた。
そして、凄まじい衝撃が来た。
脳を直接殴られたかのように、刹那、意識が真っ白になる。
「おい、海牙!」
揺さぶられて、目を上げた。



