「そうだ、煥くんの障壁《ガード》は薄くて硬い板状のモノで、形を自由に変えられるんですよね?」
「ああ。単純な形なら作れる」
「鋭角の三角形はできますか?」
「大きさは?」
「これに先端をぶつけやすいサイズで」
ぼくは黄帝珠を指差した。
納得した顔の煥くんが、左右の手を胸の前にかざした。
空間が白く光って、障壁《ガード》とは名ばかりの武器が出現する。
煥くんの胸から膝までの高さを持つ、鋭角十五度の二等辺三角形。まるで、巨大な槍の穂先だ。
「ひびに突き込めばいいんだな?」
【や、やめろ、白虎! そうだ、おぬしにチカラを貸そう! 白獣珠よりも強いチカラで、おぬしを……】
「黙れ、耳が腐る」



