パラパラと、漆黒の破片が天井から降ってくる。
床が揺れる。
黄帝珠が吠える。衝撃波。
イヌワシが羽根を散らし、血を流しながらも、ぼくとリアさんを守ろうとして翼を広げ続ける。
ぼくは、透明な蓋越しにリアさんを見つめた。
必死でここまで来た。
リアさんのココロを暴き続けて、それが申し訳なくてたまらなかった。
青い丘で、白い廊下で、朱い部屋と暗い階段で、リアさんの過去と想いに触れて、為す術《すべ》のない自分の無力さを知らされた。
それでも前へと、奥へと進んだのは、ただ一つの目的のため。
【もう一度、今度こそ、あなた自身があなたの言葉であなたのことを語るのを、ぼくは聞きたい。
ぼくはあなたを知りたい。あなたに触れたい。あなたにぼくを見てほしい。ぼくを知ってほしい】



