LOGICAL PURENESS―秀才は初恋を理論する―



夜のドレスをまとったリアさんが男の目を美しい体へ向けさせるのは、きっと隠れ蓑《みの》だ。


その本心から相手の目をそらすための武器なんだと思う。



「過去に何度、そんなふうにごまかして、誘惑してきたのか。人数や回数なんて、ぼくにはどうでもいいんです」



少し嘘だ。


口にした瞬間、自分の言葉が胸に突き刺さって痛んだ。


でも、その痛みは、はるかに小さい。ぼくのいちばん強い望みを黙殺される痛みより、ずっと小さい。



「ぼくを惑わさないでください。きちんと、あなたと向き合わせてください。未熟なんです、ぼくは。一つひとつ組み上げていかないと、理解できないんです。

教えてください。一つひとつ順を追って、ごまかさずに。あなたの力になるための方法を、ぼくに教えてください」