一瞬、息を吸おうとしたのか吐こうとしたのか、混乱した。
その結果、ゴホッと咳き込む。
「ちょ、な、何でそういう……」
「違うのか?」
「違いま……せんけど、いや、何かちょっと途中経過が省略されすぎている気がしますが」
好みの顔。
そうだったのか。
リアさんを美人だとは思っていたけど、それ以上だったのか。
だから、最初からあんなに印象が強かったのか。
理仁くんが喉を鳴らして笑った。
「おれ見たらわかると思うけど、姉貴も素で美形だよ? 化粧落としても、ちゃんと目がデカいし、まつげ濃いし。
キリッとしたとこだけ、なくなる感じ。二重の幅が広いから、ふわっとして、ちょい眠そうな顔になる」



