相当、心配をかけたんだろう。瑠偉がぼくの部屋に泊まるなんて。
ぼくが他人に寝顔を見せたくないこと、プライベートな空間に入られるのを極端に嫌うことは、瑠偉もよく知っている。
修学旅行では、ぼくは大部屋で一睡もできなかった。
最終日、瑠偉が教師に掛け合って個室を用意してくれた。
「瑠偉っちは今、たぶん学校だよ。情報収集のために、途中でちょっと抜け出すとは言ってたけど。で、朝から今までは、おれがこの部屋にいた。
海ちゃんの寝言に関しては、まあ、姉貴のことだけ、後で瑠偉っちに説明しといたがいいんじゃない?」
リアさんのこと?
「ヤバい発言、してました?」
「そりゃもうすっげー正直に、高校生男子の欲望を」
「うわ……」
「冗談だよ~」
「やめてくださいよ」



