理仁《りひと》くんもリアさんと同じ型のバイクだ。
煥《あきら》くんのバイクは、長江姉弟のものよりずいぶん大きい。
後ろに鈴蘭さんを乗せていた。
ぼくは煥くんのバイクに感嘆した。
「すごいですね。こんな大きなバイクを乗り回す高校生って、本当にいるんだ。進学校ではお目に掛かれませんよ。自転車にも乗れない人がいるくらいなんですから」
「進学校じゃなくても、バイクに乗る高校生はめったにいねぇよ。オレも、この大型にはまだ乗れる年齢じゃないし」
鈴蘭さんがヘルメットを取りながら、悲鳴のような声を上げた。
「じゃあ、煥先輩、今の運転は無免許だったんですか?」
「誰にも言うなよ」
「い、言えません! もうっ、危ないことしないでください!」



