「ただいまー」

「あっ桃心!どうだった!?

愛恩たちはさっきのところで待っていた。私は事件のことを話した。

「そんなことがあったのか……」

「私たちも気をつけないとね……」

皆にも分かってもらえた。後は、夜空さん……

「夜空さんにはどうする?」

私が聞くと、水華さんが首を横に振る。

「駄目です。あの事件のことは禁句です。親衛隊がうるさいのです」

「親衛隊!?」

「夜空さんは男子に人気があるのです」

凄い人気なんだなあ……そんな子が美理矢君のこと好きだったら……やっぱり勝てないな。