だからきっと、これがほんとうのお別れだ。 「恋人だったわたしたち」との、お別れだ。 次に会うときに、苦みを、痛みを、残さないためのさよならだ。 今よりももうすこし大人になったら、また会おう。 残りのカフェラテをぜんぶ飲み干して、 わたしはかすかな苦みを舌にのせたまま、呟いた。 「さよなら」 fin.