「はい、どーぞ」
紙コップにお茶を入れて持っていく。
「ありがとうー!まじ気が利くよな。ももちゃん。彼氏作らねーの?」
何て笑いながら話す。
まじか、こいつ。
「秋山さんがいる限り無理ですね」
「え?」
「秋山さんの守りをしながら、彼氏とか作る余裕ねーわ」
「ひでぇw
けど、ももちゃんに彼氏いなくてよかったよ。
ももちゃんに相談のってもらえてほんと助かってる」
秋山さんはズルい。
そんなこと言われて、嬉しくないわけがないのに。
例え、好きな人の好きな人の相談でも。
「感謝してくださいよ?」
「ほんと感謝してます。ももちゃん、大好き!」
ドス‼
「え!痛い!!」
殴っておきました。
「すみません。手が勝手に」
何が、大好き!だよ。
ふざけんな。
どれだけ嬉しいと思ってんだよ。


