大学2年 さよならの季節


私は先に入って電気をパチンとつける。


「お邪魔しまーす」

そのあとに秋山さんが私の家に入る。



「はーい、まじお邪魔されまーす」


私はとりあえず、コートを脱ぐ。



「いつ来てもももちゃん家は綺麗だなー」

当たり前だ。
いつもお前が来るんだから。



「でしょ。女子力高いの」

「はいはいw」

うぜー。
バカにしやがって。



「はい、せんぱいコート貸して」

私は右でハンガーを持ち、左手を秋山さんに差し出す。

「あぁ、ありがとう」

私はせんぱいからコートを受け取りハンガーにかける。