大学2年 さよならの季節


「うん、そのつもりー」

と、右手に持ったコンビニの袋をちらつかせる。

「何買ったんですか?」

私はコンビニの袋を漁る。

「ももちゃんの好きなシュークリームとももの酎ハイ!」

わかってらっしゃる。

「さっすが!秋山さん!わかってらっしゃる!!」

「だろ?ももちゃんの好みは把握済み!」

笑って頭ポンポンとか、まじ許さん。



「早く家入ろーぜ」

「私の家だっつの」

とかなんとか言いつつ、鍵を開ける。