大学2年 さよならの季節


「違うんだよ!今回は結構脈ありな展開になってきたんだって!」

「いや、そんなこと知らねーわ」



何だよ。
前までは、ふられるー。だの、
もうダメだー。だの、
諦めよっかな…?だの、ほざいてたくせに…!



その度に期待する私の気持ち考えろ。
このばか野郎め。。



「今ひま?」

いや、暇だってわかってんでしょ。

「あーもー。暇ですよ!家、あがるんすよね?」

ほぼほぼ下宿のマンション前で声かけてきやがって。
許さん。
バイトは学校から直で行ってることをこいつは知ってやがる。
だから、もうマンション前にいる私は何もないこの後用事がないことを知りつつ声をかけてきやがったんだ。このポンコツメガネ。