泡沫に沈み、揺らぐ夢




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長い、長い夢を視た。


夢の中で私達は大切な誰かを失い、温かな場処を失った。


やがて夜になり、夢の世界に闇が訪れる。
訪れた闇は私達に尋ねた。



『この夢から醒めたいか』




何故か、首を横に振った。
横に振らなければ、もう二度と地上の空気をすることは出来ないと思ったから。



『…………いい子だ』



闇は呟くと姿を消し、辺りには静寂が残る。
途端足元から、溢れんばかりの光が放たれ静寂を飲んだ。




(……Re_birthday……)




懐かしい声が、響いた。


-The End-


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