バトンは遥夏に託された。
遥夏は黄色組に向かって無我夢中で走った。



「遥夏かっこいいー!」
「遥夏~!」



お色い声援もあるなか遥夏は黄色組と差を縮め並んだ。



「っち。こんな1年坊主に負けてたまるか。」


黄色組は並んでいた距離を引き離すように前へ出た。