「和田 花蓮でーす。」
笑顔で自己紹介してるはずなのに目が笑っ
てないですよ花蓮さん?!
「っげ、アイツいるじゃん。」
「クソ怖ぇ〜」
罵声の声…
私は言っていた男の人と女の人を睨んで反
論しようとした。
そしたら、花蓮さんが止めてくれて
「心優、ありがとうね。私もある意味人気もんだわ(笑)」
そう言って笑顔でスルーした。
花蓮さんはホントに凄い。笑顔でスルーで
きちゃうんだもん。私なんか相手にしよう
としたよ…
自己紹介が終わり、応援団の代表の先輩の
挨拶をして今日の放課後行事は終了。
家に帰るとご飯の準備が出来ていた。
あれ?
キッチンの方から遥夏が出てきた。
「おっかえり〜!ほら!今日は俺のスペシャルディナーだ!」
って用意されていたのはコロッケとサラダ
とお味噌汁とオードブルなど沢山の料理
だった。
遥夏料理出来たっけ?
「こ、これは…なんの風のふきまわし?」
遥夏はドヤ顔出答えた。
「たまには俺の料理もいいかなと思って!」
…もの凄く、いやもの凄くだけじゃ足りな
い。今までで一番もの凄くビックリしたか
も。
っと思いきや、遥夏が後ろからペシンと軽
く誰かに叩かれる光景を見てしまった。
そこには飛鳥くんが居た。
その飛鳥くんの奥には…
っえ…。


