「どうしてよ。おとなしく生活したかったのにぃ。」
歩きながら遥夏に6時間目の事を聞いた。
ー2時間前。
【遥夏 side】
俺はクラス委員決めが面倒くさくて寝た振
りをしていた。するとクラスの女子達が
「緒川くんがいいと思いまぁ〜す。」
「先生!私副委員長するぅ!」
「緒川くんが委員長でぇ、私がぁ副委員長!。」
「ずるいわたしするもん。」
「緒川くぅ〜ん私を推薦してぇ!」
っと騒ぎ出した。
…まじかよ。俺やだ面倒くさいもん。それ
に委員とかしてたら心優との時間がなくな
るじゃんか。
「皆さん落ち着いて下さい。まず彼の意見を聞いてみましょう。」
え。小野先生俺に降ってくるの?んーまだ
寝た振りしとこ。っと思った瞬間に
「っと、思ったのですが彼は寝ているので5秒以内に起きなかったら委員長にしましょう。」
小野先生はニヤニヤしながら言ってきた。
俺が寝た振りだって気づいてやがる。小野
先生ぜってぇ誠実そうでドS教師だな。
そう思っている内に先生のカウントが!
「ごー、よん、さん、『起きました。』」
「元気がいいですね。やる気が見られます。という事で委員長お願いします。」
え、ちょっと!


