ドンッ!
曲がり角で誰かとぶつかった。
「ご、ごめんなさい。って遥夏?!」
曲がり角の電柱にもたれていた遥夏とぶつ
かった。
「おそい。」
はい?
「先に帰ってなかったの?電柱まできてたんなら家まで帰ればよかったのに。それに、待ってくれるなら教室で待たない?」
「教室だと心優に危害が及ぶ。だから心優がこの道に通ると思って待ち伏せしてた。心配させてごめんな。」
この道しか帰れないよ(笑)。
あ!そういえば!
「その前になんで私が起きた時に誰も教室に居なかったのよ。せめて終わるとき起こしてよね。」
遥夏がニヤッとしてこう、言った。
「面白そうだったから。それに、心優が必ず最後に教室出ないといけないから。」
…え?


