「…」
そのまま4人組は走って去っていった。
「っふふ…ふふふっ情けな。邪魔って言っただけで腰ぬけて逃げやがって。」
突然現れた人は笑いだした。
「あの、貴方は誰ですか?。」
「っふふ。あぁ、あたしちょこっと有名人なんだよね。」
私はそのまま女の人の話をきいた。
「あたし、和田 花蓮(わだ かれん)。この学校の女子半分しめてるヤンキーてとこかな。おかげで今年も1年だけど。」
「それは辛いですね。あの、助けてくれてありがとうございます。教室行きましょう。」
「っあ、あんた…ははっ、あたしと普通に話せてる…ふふっ、お腹いたいっ…ふふっそうね探さなきゃ、あたし2年だぶってるから本来3年ね。」
花蓮の笑いは屋上に響いた。
「2年も1年生ってどんだけ凄いことしたんですか。」
「っふふ、さあね。今年はどんなクラスかなぁ。これからよろしくえっと…「心優です。」
「そう、心優よろしくね。」
それが、彼女との出会いだった。


