昼になった。
さてと、暇だし校内探検でもするかなぁ。
私は教室を出た。
事務室前に置かれている校内パンフレット
を手に取り探索を始めた。
ぐぅ〜〜〜〜。
っげ、お腹なったし。よかった…誰にも聞
かれてなかった…。
「聞こえてんだけど。」
っげ、遥夏!なんでいんのよ。
「そりゃあ購買帰りだし?心優財布でも忘れたのか?」
なんで分かるの?
「べ、別に我慢するし。校内探検するし。」
遥夏は私の目の前に来てパンを高いところ
にぶらさげた。
「パンが欲しいか?欲しいならあげるぞ。」
パンを…!!
私は目を輝かせた。
「いる。パン欲しい。」


