え。まさかね…。



「おかえり遥夏。どうした真剣な顔でめずらしい。」


親父はテレビを消してこっちを見た。


「遥夏おかえり。こっちにおいで話しましょ。」


母さんは手招きした。


弟達はお風呂に入っていった。


「話ってなあに?心優ちゃんの事?」


母さん勘がいい!



「うん。実はそのことで…『いいぞ。わよ。』


……………え?まだ何も言ってないけど。


「さっき笹木さんから連絡してくれたぞ。色々と事情話してくれた。男なら、ばしっと心優ちゃん守って来い。」


「そうね。うちの家で暮らすのもいいけどやっぱり心優ちゃんには心優ちゃんの暮らしがあるしね。か弱い心優ちゃんひとりにしちゃだめよ?」


あぁ。俺、母さんと親父の子で良かった。


そう、思える瞬間だった。