裕也の部屋は
最上階に近かった。


「入って?」


そう言われて部屋に入る。




驚いた。
広すぎる。


けどもっと驚いたのは
とてもとても寂しい部屋だったこと。



「なんもなくてごめんね?」



「いやいや…」