「じゃあ、行こうか」
パパがエンジンを付けながら言って、発車した。
楽しみだな。バーベキューとか、海とか。
さっき荷台には花火も積んであったし……。
「楽しみか?」
ひとりでうきうきしていると、そんなあたしを見かねてか、玲都が言った。
「うん。すっごい楽しみ」
だから、笑顔で返すと玲都も笑ってくれた。
「そっか」
なんだか笑ってくれたことに安心して、昨日まで悩んでいた自分がバカに思えた。
普通に話せてるじゃん、何を躊躇っていたんだろうって。
それから他愛もない話をしながら揺れる車内で数時間過ごした。
目的地の海に着いたのは、もうお昼近く。
バーベキューにはちょうどいい時間帯かもしれない。
「んー………きれい……」
車に長時間座っていたことから、海風を浴びながら体を伸ばした。
海が、この快晴の空に負けないくらい青く澄んでいて、とてもきれいだった。
さっき積んできた荷物を今度は降ろして、海の眺めがいいところにテントを張った。
お肉を焼く台もセットしていよいよ焼き始めた。
パパがエンジンを付けながら言って、発車した。
楽しみだな。バーベキューとか、海とか。
さっき荷台には花火も積んであったし……。
「楽しみか?」
ひとりでうきうきしていると、そんなあたしを見かねてか、玲都が言った。
「うん。すっごい楽しみ」
だから、笑顔で返すと玲都も笑ってくれた。
「そっか」
なんだか笑ってくれたことに安心して、昨日まで悩んでいた自分がバカに思えた。
普通に話せてるじゃん、何を躊躇っていたんだろうって。
それから他愛もない話をしながら揺れる車内で数時間過ごした。
目的地の海に着いたのは、もうお昼近く。
バーベキューにはちょうどいい時間帯かもしれない。
「んー………きれい……」
車に長時間座っていたことから、海風を浴びながら体を伸ばした。
海が、この快晴の空に負けないくらい青く澄んでいて、とてもきれいだった。
さっき積んできた荷物を今度は降ろして、海の眺めがいいところにテントを張った。
お肉を焼く台もセットしていよいよ焼き始めた。

