あたしがQRコードから飛んだサイトとは全く違うページなのだ。


「嘘でしょ……?」


てっきりお店のサイトに登録したと思い込んでいたのに、全くの別物のようだ。


得体のしれないサイトに登録してしまっていたなんて……。


愕然としそうになったとき、お風呂のドアが開く音が聞こえてきてハッとした。


慌てて一階へと駆け下りる。


そして、さっぱりとした朝日と目が合った。


それはあたしがドキッとしてしまうほどの美青年で、声をかける事も忘れて朝日を見つめていた。


「なに……?」


朝日が戸惑ったように視線を躍らせる。


「な、なんでもない。サッパリしたでしょ」


あたしは慌ててそう言ってほほ笑んだ。