私にはつきあっている彼氏がいる。

その名も公陽。

瑠璃「公陽待った?」

公陽「今きたばかりだよ。」

瑠璃「良かった。」

このときはまだ順調だった。

ある日

瑠璃「公陽?」

彼らしき人が公園にいた。声をかけようか迷っていると、彼のとなりから

可愛い女の子が。

その時激しく嫉妬した。その頃から変わってしまったんだ。

次のデートの別れ際、

瑠璃「公陽、昨日何してたの?」

公陽「昨日は、大学のサークル仲間と遊びに行ってたんだ。」

瑠璃「それって何人で?」

公陽「何、10人位だけど、嫉妬したの?」

瑠璃「違っ」

公陽「違うんだ。残念だなぁ。」

瑠璃「違う。嫉妬したの。」

顔を真っ赤に染めていった。

公陽「可愛いな。」

瑠璃「もう、言わせないでよ。」

ふて腐ってしまったが、すぐにまた公陽のメロメロにされた。

それから、何度もそんなことがあったか、公陽に丸められて終わった。

でもある日聞いてしまったんだ。

公陽「俺の彼女瑠璃って言うんだ。凄く可愛くて美人でいいんだけど、

束縛が激しくて重いんだ。」

そう、公陽は、またあの日と同じあの場所で、あのときと同じ女の子といた。

その女が

「じゃあ先輩、その彼女と別れて私とつきあいませんか?」

は?何言ってんの

「私、実は前から先輩のことが好きで、束縛もしませんし、私とつきあってくれませんか。」

ふざけないでよ。公陽は私の彼氏よ。

公陽「いいよ。ありがとう。」

と言って、彼女を抱き寄せキスをした。

その後、電話で別れを告げられてあっけなく終わった。

私の初恋は私のせいで終わってしまった。