「よし、秋奈が戻って来るまでなんとか頑張ろ~!」

「星!あんたのセリフじゃないでしょ!」

「夏樹さ~ん!でんじぃちゃんが呼んでるっす~!!」

「おぅ、今行く!」

 匠が慌てて走ってくるのがなんかおかしい。

 ついでにさん付けで呼ばれるのも…。

 またそれぞれ持ち場に戻って仕事を再開させる。

 秋奈と瞬桜がいなくても、ちょっとはやれるようになったぞ俺たち。

 2人が帰ってきたら自慢してやるんだ。

 って、俺はちょっと気が抜けすぎてたのかもしれない。

 じゃなきゃ、自分が写った写真を拡散させたままにさせるなんてことしなかったはずなのに。

 平和ボケしすぎたんだって、気づいたのは本当にすべてが遅すぎたんだ…。

夏樹side END