「歌恋ちゃんでいい?魅月でいいよ。歌恋ちゃんは、転入生だよね。これまでは何やってたの?」

私の目を見て、まるで探っているのかのように言う。

『干渉しないでください。』

「ごめんね。
あっ、着いたよ。」

教室2個分はある生徒会室。

カチャ

「ただいま。林田歌恋ちゃん来たよ。」

『失礼します。
林田歌恋です。』

内装は、とてもオシャレだ。
TVにキッチン、ソファーなど、一般家庭のリビングのようだ。

「おっそーい。もー僕怒ったからねー。」

か、かわいい。

『ごめんなさい。遅れちゃって。』

「ゴメンね。拓夢チョコあげる。」

「わーい!!」

チョコ!いいなー。

「歌恋ちゃんも食べる?」