HR終了のチャイムの後、クリスはすぐにやってきた。 私の制服が入った袋をベッドに置くと、着替え終わるまで黙って外で待っていてくれた。 私の鞄をひょいと抱えると、「帰ろう」とだけ一言、ぶっきらぼうに言い放つ。 「待って。 鞄くらい、持てるよ」 「いいよ、また倒れられたりしたらイヤだし」 「いいって」 「いやだ」 「…うーん、 じゃ、今日だけお願い」 「はいはい」