「っていうか、よく我慢してたよね」
美穂の言葉は意外だった。
てっきり、もっと、きつい言葉が帰ってくると思っていたから。
その上、頑張っただなんて、褒められてるみたいな、勘違いしそうな言葉をかけられた。
頑張ったのは、ルナに屈しなかった事かな?
私は、美穂に聞いてみた。
「ルナの事なんか最初からわかってるじゃん。違うって、戸田さんの事だよ」
「戸田さん?彼がどうだっていうのよ」
美穂は、やってらんないって言うと、私にわかるように付け加えた。
「あんた、戸田さんの事100倍ほど美化してたから、言えなかったけど。あいつって、見た目だけの男で、中身がくそだよ。あんたも、ようやく気が付いたのかなと思って」


