どうしよう。彼と目が合ってる。
ここで働いてるのかな。
格好は学生のようだけれど、彼は一目見て、いつも見慣れてる男性たちとは違う、オーラ―のようなものを身にまとっている。
他の人にはない、ピリッとした緊張感みたいな独特の雰囲気がある。
「君、このフロアで働いてるの?」
ん?
言葉は優しいけど、目つきは厳しいのね。
切れ長の目が、厳しくなってる。
「えっと……あの」
何かがおかしいと感じた。
彼がぐっと、私との距離を詰めてきた。
「違うよね」
恐ろしく冷たい目つきで私を見ている。
「すみません、私……」
「ちょっとこっちに来てもらおうかな」


