ランプの表示が付くと、ドアの開くボタンを押した。 そして、先にどうぞと、彼に目で合図した。 「君もここで降りるの?」 彼は、立ち止まって私に声をかけて来た。 どうしよう? ホントに声かけて来た。 ボタンを押す手が震えてる。 声なんか、かけられちゃっって夢じゃないの? 私は、後ろを振り返って、彼のことをしっかり見た。 「はい。そうですけど」まっすぐ目を見て微笑む。 声上ずってたらどうしよう。 メイク、ちゃんとしてるかな。 きちんと直しておくんだった。