私は、エレベーターで恋に落ちる

「なあ、俺たちいいパートナーになるとは思わないか?」

彼が、あまりにも真剣に言うから、可笑しくなってきた。

「パートナー?仕事のパートナーなら課長で十分ですけど」

課長と組むことで、課長の補佐をすることで、お互いの業績が上がった。

同じ世話をするなら、効果が大きい方が楽しい。

だから、今さら戻してもらう気持ちはない。

「課長だって?だって……課長は、40をとうに過ぎたおじさんだろう?それに既婚者じゃないか?」


「まさか、パートナーってそういう意味なの?」

「ああ、俺、君と付き合いたいと思ってる。君がいてくれないと……」

私はため息をつく。

「業績が散々ですものね。上に怒られたんでしょう?このところ、契約が全然取れてないって。おかげさまで、私の方は課長と組んでから、順調に伸びていていいことばかりですけど」

「やっぱり、君がいてくれないと俺はダメなんだ」

「戸田さん?人を頼らないで頑張ってください」