伊村さんは、出迎えてくれた執事さんに、いきなり言いだした。
恭しく頭を下げられて、いらっしゃいませって言われてるのに、彼は全く無視してる。
「ここに来るのが急になってしまって、彼女がドレスコードに引っかかってないか心配してるんだけど、大丈夫かい?」
ちょっと、その、近所のおじさんに話しかけてるみたいな、その口の利き方何?
「はい、十分マナーにかなったものでございますよ。ご安心ください」
執事さんみたいなタキシード姿の男性に、ニコッと微笑まれ私は、わずかに顔を赤らめた。
「よかったな」
私は、彼の言葉に頷いた。
「まあ、ダメなら個室を取るから大丈夫だよ」
とにこやかに笑う彼。
「個室?」
「うん、個室。他の客に見えなきゃ文句言われないだろう?何で?」
何でって。
何で、個室なのよ。
「店に入らないって選択は?」
「どうして?別の店ってこと?」
私は、そうよと頷く。
下にだってレストランはある。
恭しく頭を下げられて、いらっしゃいませって言われてるのに、彼は全く無視してる。
「ここに来るのが急になってしまって、彼女がドレスコードに引っかかってないか心配してるんだけど、大丈夫かい?」
ちょっと、その、近所のおじさんに話しかけてるみたいな、その口の利き方何?
「はい、十分マナーにかなったものでございますよ。ご安心ください」
執事さんみたいなタキシード姿の男性に、ニコッと微笑まれ私は、わずかに顔を赤らめた。
「よかったな」
私は、彼の言葉に頷いた。
「まあ、ダメなら個室を取るから大丈夫だよ」
とにこやかに笑う彼。
「個室?」
「うん、個室。他の客に見えなきゃ文句言われないだろう?何で?」
何でって。
何で、個室なのよ。
「店に入らないって選択は?」
「どうして?別の店ってこと?」
私は、そうよと頷く。
下にだってレストランはある。


