「千里から聞いたんだ。 莉音の、夢のこと…」 「夢……」 莉音は少し考えて、分かったらしい 「その話は、本当?」 「うん」 「じゃあ、…どんな内容の夢だった?」 「……祥太がいた。」 「“私”の執事になった。ううん、違う。 莉愛さんの執事」 「それから………いや…思い出したくない…」 莉音は頭を抱えてうずくまった。 小さく「こわい…」と呟いたのは、俺には聞こえなかった 「り…」 ーコンコン 「お茶持ってきた。入るぞ」 そして、前置きなく、机にお盆を置いた千里に莉音が突進した。