「今、こいつなんつったの? なんつったの?」 手首を掴んでいた一人が、今度は私の首に腕を回してきた。 「″いい加減にしてぇン♪″」 ワハハハ! 笑う連中もいれば、ひどく不機嫌になった輩もいて、 「ほら、髪の毛洗ってやるからこいよ!」 私の髪を引っ張ってトイレの方へ向かおうとしている。 そんなところ、入ってしまったら何が起こるかわからない。 必死に抵抗を続けた。 「もうやめとけよー」