滝本はチラッと振り返って、だけどそれだけで、もう一切俺を見ようとはしなかった。 その姿は、不機嫌で満ち溢れている。 「読んだ、もちろん東条にも見せていない。 が……なんであんなメモ寄越した?」 「……」 東条がシャワーを浴びている間に、俺はメモを呼んだ。 そこに書いてあったのは、こんなこと――