ガチャン 「よし、これで完成。あとは時間が経つのを待つだけだな」 外に目をやると、たった何分しか経っていないのに雨粒が落ちている。 どうやら降り始めたらしい。 「あのバカマヌケ女が!」 二人分の傘とタオルを持って、家を飛び出す。 だけど―― 「まず初めにどこから行けばいんだよ……」 それさえも分からない自分に、落胆してしまった。