「お前、俺のこと好きなのか?」 「うん……って、それも今日気づいたんだけど」 「何をどう血迷ったら、そうなったんだよ……」 「うーん、私も自覚する前に体が動いてたから、ハッキリといつからとは分からないけど……」 タネがついた手を気にせず顎につけ、東条は唸っている。 さっきからあんまり笑わないし、何よりいつもと雰囲気が違う。 そうか、これは── 本気のやつだ……。