私は今、青山くんと同じ表情をしている。 蒸気した頬、大きく開いた目、汗ばんだおでこ、言葉をなくして行き場を失くした唇―― だけど、私と青山くんは正反対の気持ちを持っている。 青山くんは私のことを好きで、私は―― 「私は、青山くんのこと……」 言えない、怖くて言えない。 だけど、青山くんはこれよりももっと怖い思いをして私に告白してくれたんだ。 私だって、応えなきゃいけない。 その責任がある。