私が遅刻するなんて初めてのことだったから、皆「調子悪い?」と心配してくれた。 心配かけてごめんねみんな……だけど、こんな私を甘やかさないで! 「わ、私……」 普通なら「調子悪くて」と皆の想像に便乗していたと思う。 でも、それじゃダメなの。 私は強く、正直になると決めたのだから── 「じ、実は身支度に時間がかかってしまって……反省しなきゃね」 「「「「「!?」」」」」 皆の、東条彩音でもミスをすることがあるんだ!という視線が突き刺さる。 や、やっぱり皆引いちゃったかしら……。