俺は急いで背筋を伸ばして、青山たちを確認する。

よかった、どうやら見てないみたいだ。


「お前なぁ」


だけど、東条はもう二人の所へ戻っていて、俺の怒りの声は行き場を失くす。


「あ~くそ。クソ面倒なもん注文しやがって」


頭をガシガシと書いて、今日必要な食材を思い浮かべる。

あー……バカの面倒は本当に疲れる。