このままでは、ちょっと……。 「えっと、ひかりちゃん。私、美術部が見てみたいな! 良かったら案内してくれるかしら?」 「え、な、なにもないとこですよ……?」 おどおどした目で、ひかりちゃんは子犬のように見上げた。私と目が合って、また顔を赤くして俯く。 「う、うん。私、絵を描くのは好きなの。 もし良かったら私も入部していいかしら?」 「ええ!? い、いいんですかぁ……?」 今度は青山くんの背中に隠れながら、ひかりちゃんは私を覗き見る。 謙虚だけど、すごく入ってほしそうな感じだわ……。