記憶の糸を辿るけど、ん~ダメだわ、思い出せない。 才賀を見ると彼も同じように考えていたのか、女の子を前に頭を左右交互に倒している。 だけど―― 女の子の方は違った。 「じゃあ紹介するね。この子がさっき言ってた美術部の繭済(マユズミ)ひかり。 それでひかり。こっちがさっき話した友達で、さい、」 「さ、才賀くん!?」