こ、こうなったら才賀だけでもバレないように……! 頼むわよ、才賀! 後ろを向いて、顔を鞄で隠して、もう一目見ただけで怪しさは満点。 だけどアキナちゃんは私と話すことに集中していて、才賀のことには見向きもしなかった。 「き、昨日はどうされたんですか!?」 「え、昨日?」 「学校におられなかったかと……」 心配そうに見てくれるアキナちゃん。あ、そうか。クラスも隣だし、私がいないのもすぐに分かるか。