男は「キッチンってさ」と言ってキッチンにいったきり戻ってこない。 何をしてるのかと思いきや、もう一人分の料理をおぼんにいれて戻ってきた。 カチャン 「ん」 「ん?」 「食えって、そう言ってんの」 「え、食べていいの?」 「お前のために作ったんだろうが」 「え、なんで?」 「なんでって……」 いい加減、会話に疲れたという顔だ。 けど私だって聞きたいのだから仕方ない。