「あ、言っとくけど、次盗撮したら警察だからな。 もっとも……もう先生に報告してあるから、これから写真部が継続できるかは分かんねーけど」 去り際にそう言ってやれば、部員は「ヒイ!」と声を挙げて泣いていた。まったく、泣く位なら最初っからすんじゃねーよ。 「……」 笑っている東条、あくびをしている東条、授業中に指名されて答えている東条、体育の時、プールの時――俺の知らない東条が、あそこにいっぱいあった。 これを本人が知ったら気絶すんじゃねーか?