いや、それだけならいいの。 青山くんはかっこいいし、才賀も人気者になるなら、それはそれでいいの。 でも、それはそれでよくない事態が発生した── 「へ? 三大美人クラブ?」 「知らねーの?」 「全く……」 はじめ危惧していた通り、私を含め「三大美人クラブ」なんて愛称で名が広まり、 なぜだか三人一緒にいる光景が親しまれるようになってしまったの……。