「じゃあ電気消して寝ろよ」

「うん、ありがとう。おやすみ、才賀」

「おう」


パタン


ここでやっと、頭を冷やして深呼吸をする。

特に何かを考えていた訳では無いが……


「パジャマ、フリフリだったな」


ついつい、いつもと違う東条を何回も見てしまった。あんな貧乳に惹かれるとこなんてない、が……


「もう夜中にぜってー行かねー」


妙に冴えてしまった頭は、なかなか眠りにつかず、


「おはよー才賀、あれ、寝不足?」

「うるせーよ純粋バカ」

「だ、誰がバカよ!」


東条とは反対に、翌日、俺が寝不足で一日を送ることになった……なんてことは、悔しいから絶対東条には言わねー。





saiga side end